読書記録『ストレス脳』『運動脳』

アンデシュ・ハンセンのベストセラー、『ストレス脳』と『運動脳』を続けて読んだ。

不安やうつは脳が正常に防御してくれているからに他ならない。でも、ストレスが過剰になるとオーバーフローしてしまうからストレスを受けすぎないように意識することは大事だ。

孤独もよくない。どの程度の孤独で苦痛を感じるかは人それぞれだが、もともと人は社会の中で人と関わり合って生きている。SNSは孤独の解消にならない。

そして、運動だ。
ストレスを受けると放出されるコルチゾールが運動によって出にくくなる。
いくつもの事例でそのことが証明されている。さらにそのメカニズムを探り、どんな運動をどれだけするのが適切なのかを書いたのが『運動脳』。

もともとベストセラーであった『一流の頭脳』の新版であるが、コロナ禍で運動量がおしなべて低下していることに警鐘を鳴らしているかのようだ。

学業に打ち込む、生産性の高い仕事をする、集中力を高める、意欲的に行動する、健康に長生きする。そのためにはこうすればいい、とか、この食品がいい、という情報に溢れているが、まずは体を動かすことだ。
大人になっても脳には可塑性がある。

遅すぎることはない。

 

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